今日のニュース:腸に残るSARS-CoV-2とマイクロバイオーム:ロングCOVIDの“底”にあるもの
ロングCOVIDの話になると必ず出てくるキーワードが「腸」と「菌叢」です。 今日のMDPIレビューは、SARS-CoV-2が腸にしつこく残ることと、 その周辺で起きるマイクロバイオームの崩れをまとめたものです。
レビューの骨格
疫学的には:
COVID患者の約8人に1人(~12.5%)がロングCOVIDを発症
GI症状(下痢・腹痛・腹部不快感など)が長期に続く群が一定数いる
病理学・ウイルス学的には:
回復後も小腸・結腸の粘膜からウイルスRNA・タンパクが検出される報告
粘膜内にウイルス抗原が持続し、局所免疫を刺激し続ける可能性
マイクロバイオームとしては:
有益な短鎖脂肪酸(SCFA)産生菌の減少
炎症促進菌の増加
胆汁酸代謝の乱れ → これらがバリア機能・免疫バランス・エネルギー代謝を揺らす