カバヤキこーひーるーむ

✒️筋肉もないコロナウイルスのタンパク質同士がお互いに椅子を提供し、ちょっと傍にずれて他のタンパク質も座れるように場所を提供することが明らかに

すげえー。コロナウイルスも意識があるんじゃないかと錯覚することがありますが、その各パーツもまた低次意識があるんじゃないかと思ってしまうことがあったので紹介します!

  1. 登場人物の役割(nsp14, nsp10, nsp16) まずは3人の役割を整理しましょう。
  1. 「立体的に無理そうに見える」(Steric clashes)
    これがこの論文の核心部分です。
  1. 「nsp14側の大きなアロステリック変化」とは?
    ここが論文の核心です。「無理だろ」と思われていた構造が、実は「変形」することで解決されていました。

ウイルスなんですが、人間が全く予期しない方法で「問題を解決」していくんですね。一体どれだけの試行錯誤(自然選択)でこんなことができるようになったんでしょうか。

筋肉も骨もないウイルスが”動く”のは、アロステリック変化という現象で、今回の肝ですが、これは普段私の分析が対象にしているものでもあります。 動力がないミクロの世界では、分子の結合が遠く離れた部位に作用して、物理的に形状を変えさせることがあります。これで、結合しないと思われていた鍵と受容体が繋がったりする。 上の話はウイルスの現象でしたが、我々のミトコンドリアに対して同系統の現象を起こして、修復を助ける、という逆方向の作用を研究した論文「三つの鍵」。 現在配信中です。詳しい情報はストアページからどうぞ。

heterotrimer


Matsuda A, Plewka J, Rawski M, Mourão A, Zajko W, Siebenmorgen T, Kresik L, Lis K, Jones AN, Pachota M, Karim A, Hartman K, Nirwal S, Sonani R, Chykunova Y, Minia I, Mak P, Landthaler M, Nowotny M, Dubin G, Sattler M, Suder P, Popowicz GM, Pyrć K, Czarna A. Despite the odds: formation of the SARS-CoV-2 methylation complex. Nucleic Acids Res. 2024 Jun 24;52(11):6441-6458. doi: 10.1093/nar/gkae165. PMID: 38499483; PMCID: PMC11194070.