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✒️  ロングコロナの「脳の霧」を訴える人全員が脳を壊しているわけではない!?客観的認知障害のある人だけ脳が「縮み」「鉄が溜まっていた」🧠📉

「脳の霧がする」と訴える人は、ロングコロナ患者の中で他症状の有無に関わらず同じくらいいます。しかし、実際に脳のイメージングを撮ると、客観的な認知障害がある人だけ、脳に深刻な物理的ダメージが刻まれていました。

1️⃣ 「脳の霧」の自覚と「実際の脳ダメージ」は違った!

この研究では、コロナ後遺症の患者を「認知障害あり」と「その他の症状のみ」に分けました。驚くべきことに、両グループで「脳の霧」を感じると答えた人の割合はほぼ同じでした🧠

しかし、客観的な記憶力テストで成績が悪かった「認知障害あり」のグループだけに、後述する深刻な脳の変化が見られました。つまり「脳の霧を感じるだけ」の人と「実際に脳がダメージを受けている」人は違ったのです。自覚症状だけでは、本当の危険性は見逃されてしまうのです⚠️

2️⃣ 認知障害のある人だけ、脳の皮質が「菲薄」になっていた!

全員が「軽症」で入院すらしていません。しかしMRIで脳を撮影すると、客観的な認知障害があるグループだけ、複数の脳領域の皮質が薄くなっていました📊

特に萎縮していたのは、注意制御の中枢である「帯状回」や「島皮質」。その他の症状だけの人には、この萎縮は見られませんでした。

3️⃣ 脳に「鉄」が異常に溜まっていた!

さらに特殊なMRI技術で脳内の鉄を測ると、認知障害グループの脳には鉄が異常に溜まっていました🧲

鉄が溜まると、活性酸素が発生して神経細胞を酸化ダメージで殺してしまいます🔥→🧠

4️⃣ アルツハイマー病とは違う、全く新しい神経変性

ここが重要です。認知障害グループの血液を調べると、脳の損傷を示すマーカーは上昇していました。しかし、アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドβ」や「タウ」は正常でした❌

つまり、ロングコロナの認知障害は、単純な若年性アルツハイマー病ではなく、全く別の神経変性プロセスで起きていたのです🔑

5️⃣ 脳の「ゴミ掃除」が壊れていた!

脳には睡眠中に老廃物を洗い流す「ゴミ掃除システム」があります🧹

この研究では、そのシステムの働きを示す指標が、認知障害グループで有意に低下していました。さらに、脳脊髄液を作る「脈絡叢」という組織が肥大していたのです🗑️→📉

6️⃣ 血液検査で88.9%の精度で予測可能!

3072種類の血液タンパク質を解析すると、認知障害グループだけで「シナプス(神経細胞の接続)」や「抗酸化防御」に関わるタンパク質が減少し、「脳の免疫細胞の暴走」を示すタンパク質が増加していました🧬

わずか3つのタンパク質を測るだけで、客観的な認知障害を88.9%の精度で予測できました🎯

7️⃣ 「疲労」と「認知障害」は別の病気だった!

「疲れやすい」という症状は、脳の萎縮や鉄蓄積とは全く相関しませんでした。代わりに、全身の炎症物質や血管修復因子の低下と相関していました⚖️

つまりロングコロナは一つの病気ではなく、原因の異なる複数の病気の集合体だったのです。「脳が壊れるタイプ」と「全身の血管と免疫が壊れるタイプ」は、治療方針も全く異なるはずです🔑

💡まとめ

ロングコロナの「脳の霧」を訴える人全員が脳を壊しているわけではありません。客観的な認知障害がある人だけ、脳の萎縮、鉄の蓄積、ゴミ掃除の崩壊という神経変性プロセスが起きていました。これはアルツハイマー病とは異なるメカニズムです。自覚症状だけでは本当の危険性は見逃されるため、客観的な認知機能テストと血液マーカーによる個別化診断が急がれます🔑


論文:Seo D et al. Distinct brain alterations and neurodegenerative processes in cognitive impairment associated with post-acute sequelae of COVID-19. Nature Communications 16, 10552 (2025). DOI: 10.1038/s41467-025-65597-z