🦠 ウイルスは消えたはずなのに、腸管組織に「スパイクタンパク質」が最長2年間も残留し続けていることが判明
発表日: 2024年7月
出自: Science Translational Medicine
解説されている機序:
UCSFの研究チームが、ロングコロナ患者の腸管生検組織を調査したところ、PCR検査が陰性になってから最長2年経過しても、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質が残存していることが確認されました。ウイルスそのものではなく「ウイルスの残骸」ですが、これらが腸管の免疫細胞を刺激し続け、局所的な炎症を維持します。
なぜ大事なのか(意味すること):
ロングコロナの最大の謎「なぜウイルスがいないのに症状が続くのか」に対する答えの一つです。腸管がウイルスの隠れ家(リザーバー)となっており、そこから少しずつ漏れ出す抗原が全身の免疫システムを刺激し続けているのです。これは抗ウイルス薬の長期投与や腸管ターゲットの治療戦略の根拠となります。
🔗 URL: https://www.science.org/doi/10.1126/scitranslmed.adk3295