💓 1/3. コロナ後の自律神経異常は「3つのフェーズ」を経て進行することが判明
発表日: 2026年5月
出自: Heart Rhythm O2
解説されている機序:
ハムスターを使った実験で、SARS-CoV-2感染後の心臓の自律神経活動(心拍変動性:HRV)を8週間にわたり追跡しました。その結果、自律神経の異常は一過性のものではなく、明確な「3相性」のパターンを描いて進行することが分かりました。
- 急性期(1〜4日目):副交感神経(リラックスの神経)が異常に過剰活動し、脈が遅くなる(徐脈)。
- 亜急性期(7〜14日目):過剰に活動した自律神経が燃え尽き、全体の活動が低下する(自律神経疲弊)。
- 急性後期(28〜56日目):再び副交感神経が異常な高まりを見せ、持続的な自律神経の異常(ディスオートノミア)に陥る。
なぜ大事なのか(意味すること):
「起立するとめまいがする」「動悸がする」といった症状がコロナ治癒後も長く続くのは、自律神経が一度壊れたまま放置されているからではありません。感染から時間を経て、神経の異常なリモデリング(組み換え)が起きているからです。これが、ロングコロナの自律神経症状が慢性化するメカニズムの一端です。